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ホーム サッカー UEFAチャンピオンズリーグ(CL)準決勝 バルサVSチェルシー
UEFAチャンピオンズリーグ(CL)準決勝 バルサVSチェルシー
2009年5月 8日 ryo | 個別ページ | コメント(0) | トラックバック(0)
CL準決勝バルサVSチェルシーの試合をTV生観戦しましたので、この大一番についてのコラムを以下に書いて見ました。
個人的にはチェルシーの方が好きだったので、最初はチェルシーを応援するつもりだった。
第1戦は亀の様に守ったチェルシーがAWAYながら0-0の引き分け。
バルサの攻撃は守ろうと思っても守れるものじゃあない。ここはさすが名将ヒディングというところ。
第2戦の数日前にバルサは国内リーグ優勝が掛かる天王山の試合でライバル、レアルマドリーとAWAYで対戦。世界最強チームのバルサ相手にレアルはどのように戦うかが注目された。
この試合ももちろん生観戦。
戦前の予想はHOMEとはいえやはり、レアルマドリーはある程度守備的に戦うと予想されていた。なんせ相手は世界最強の呼び声高いバルサである。
しかしふたを開けてみると試合内容は予想とは全く違った。試合開始直後からレアルマドリーは高いディフェンスラインを保ち、前線から強烈プレスをかけ試合のイニシアチブを取る共にボールポゼッションを高く保とうとアクションを仕掛けてきた。
対するバルセロナも黙ってはいない、天才MFのシャビ、イニエスタがレアルのプレスを巧みにかわし、前線の3人の怪物(アンリ、エトー、メッシ)に神がかり的なスルーパスを供給。
めちゃめちゃハイレベルでスリリングな試合が展開されたのである。
セルヒオ・ラモスのクロスでイグアインが先制した時には、レアルマドリーがやってくれるか!!?と期待したが、やはりさすがのバルサ、高いDFラインの裏に軽々とシャビにスルーパスを通されアンリのゴールで追いつくと、セットプレーからプジョルの強烈ヘッドで追加点。
勝利を目指してリスクを犯して攻めるレアルマドリーだったが、ラサナ・ディアラの致命的ミスでメッシにボールを奪われ失点し、万事休す。レアルは、その後も失点を続け結果は、6-2でバルサが勝利。
試合には負けたがレアルマドリーの王者のメンタリティーに敬意を称したい。
あの最強バルサ相手に一歩も引かずに立ち向かい、見事撃沈されたのだ。これぞファンタスティックリーガエスパニョーラの攻撃サッカーの魅力だろう。
ぼろ負けだったが、わたしはますますレアルマドリーが好きになった。
さて、話はCLに戻る。
AWAYを亀作戦で0-0で乗り切ったチェルシー。わたしは、HOMEでは攻撃的なサッカーをしてくれるかもと期待した。がしかし、ヒディングはわたしの予想を思いっきり裏切った。
チェルシーのフォーメーションは1TOPのドログバを残して、全員守備。両ウイングのマルダと、アネルカは、SBと同じ位置まで下がって守備をし、攻撃はもっぱらドログバにむけてのロングボールカウンター1本。ドログバが旨くキープできたと分かるや否や、MFの3,4人が前線に超特急で飛び出してくるというスペクタクルの無い戦術。
試合開始から5分、ボールポゼッションはなんと7:3でバルサ有利。バルサはHOMEでもないのに、王者のプライドを持って果敢に攻撃に出ていた。
対するチェルシーはHOMEにも関わらず、臆病な亀システムを起用したのだった。
しかもヒディングは0-0の引き分けでPKを想定していたらしくPK練習を念入りに行っていたというからなんとなく切ない。戦う前から、まともに戦ったらバルサにはかなわない自分たちは弱者であるという事を認めてしまっているかのようだった。
しかし、試合開始早々ヒディングすら予想していなかったのゴールが生まれてた。
前半9分珍しくチェルシーがボールを保持し攻撃をしていた、左サイドのマルダがボールをキープし、ランパートへパス、ランパートのクロスが空いてDFの足に当たってこぼれた所を走りこんでいたエッシェンがダイレクトロングシュート!ドライブが掛かったボールはクロスバーに当たりそのままゴールネットを揺らした。
このゴールでチェルシーはますます亀になる。試合途中のスタッツ発表では、ボールポゼッション率が8:2でバルサ有利となっていた。
ヒディングより計算された亀システムはなかなか崩れない。タダでさえ世界有数の選手が本気で守備に専念しているのだから、仕方が無い。後半バルサは更にリスクを犯し攻め続けたが、その結果事故が起こった。
チェルシーのカウンターで抜け出したアネルカをバルサのDFのアビダルが倒して1発退場。殆ど振れていないように見えたがノルウェー人のレフェリーは迷い無く赤紙を提示した。
タダでさえピンチのバルサが更にピンチになった。残り時間も10分切り、チェルシーの亀システムとカウンターはますます冴え渡りあわやPKというチャンスもちらほら。バルサのチャンスは味方のダニエル・アウベスの気合空回りのせいで無駄にしてしまい、時間だけが過ぎていく。圧倒的形勢不利な中、それでも果敢に攻めるバルサ。ディフェンシブMFのブスケスを下げ、FWのボージャンを投入。怪我のアンリの代役だったイニエスタを本来の攻撃的MFに配置し最後の攻撃に出た。
この時点でわたしは、最初チェルシーを応援するつもりだった事を忘れてバルサを応援していた。
誰もがあきらめたロスタイム2分過ぎた頃、奇跡はおこった。
この試合、再三ダメクロスを上げていたダニエル・アウベスから、その日初めてまともなクロスがあがる。クロスはチェルシーDFにクリアされるが、こぼれ玉をエトーがトラップ、とおもいきやトラップミス・・・しかしこぼれが運よくメッシの足元に転がった。ゴール前でメッシがボールを持った事でチェルシーDFはあわててメッシに詰め寄ったが、メッシが選んだのはイニエスタへのパスだった。
パスを受けたイニエスタはボールが足元に入りすぎていたにも関わらず、天才ならではのアウト回転をかけたおしゃれなシュートを放ち、チェルシーGKチェフの左手をかすめゴールネットを揺らした。
1-1
AWAYゴールは2倍というUEFAルールにより、この時点でリードしたのは一人少ないバルサだった。
逆に追い込まれたチェルシーは残り時間で血相を変えて猛反撃をしたが、コーナキックからのバラックの渾身のシュートはエトーの神の手に阻まれ。試合終了。
この試合、チェルシーがPKを得る筈だったPAエリア内のハンドが、2回も流されて、物議を呼んでいるが、わたしの感想としてはレフェリーはフェアだったかと思う。彼の判断基準は最初から最後まで故意ではないハンドはファールをとらないというポリシーを一貫していたし、チャンスを故意的につぶす行為には厳しい判定を下していた。現にバルサのアビダルは厳しい一発退場となっている。
レフェリーは、試合の9割守りを固め弱者に見えたチェルシーにPKを与える笛を吹く勇気が無かった、というか試合の流れの雰囲気的にその気になれなかったのではないか。
よくサッカーではHOMEアドバンテージが有るといわれているが、果敢に攻めるHOMEのチームが結果的にレフェリーに有利に笛を吹くように雰囲気を作っているのではないかと思う事がある。
もし、チェルシーが亀システムをとらず、HOMEチームのプライドを持って勇敢に攻撃的に戦っていたのならば、雰囲気から審判を後押しし判定も変わっていたのかもしれない。
最後に、チェルシーの戦い方は残念に感じたが、果敢に戦ったチェルシーの選手は本当にすばらしかった。
これで、決勝はサッカーファンが待ちわびたローマでの決勝カード
マンチェスターU vs バルセロナ
が実現。
5・27日が非常に楽しみだ。
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